メンタル食堂。うつ始めました

社員20万人を超える大企業で部長職にある50代男。うつ病、対人恐怖、視線恐怖、会話恐怖、自殺未遂、女性を好きになれないなどの苦闘の記録

視線恐怖症の克服法(4)お薬効果の実感

メンタクリニックより薬物を処方

されたとして、どのような経過を

辿るのか、経験談を記します。

 

私の場合は頑固な視線恐怖持ち

でしたが、同時にうつ病も発症

しておりました。

 

ただし、個人的に薬物療法

懐疑的だったため、薬は独断で

止めていました。

 

そこへ、仕事での大きなストレスが

加わる事案があり、うつ症状が

悪化したため、メンタルクリニック

行ったところ、抗うつ薬を処方され

服薬を始めました。

 

当初は視線恐怖症への効果を期待して

いた訳ではなく、うつ改善を期待しての

服薬でした。

 

処方されたのはサインバルタ40ミリ。

その後すぐに60ミリに上がりました。

 

服薬して3ヶ月ぐらいでいわゆる、

うつ症状に見られる極端な自責の念が

薄れていったような気がします。

 

その後、6年以上継続服用していますが、

およそ2、3年後に、この薬は視線恐怖にも

効果があると確信したのです。

 

効果の機序は専門家ではないので

推測ですが、自己の視線が人に迷惑を

かけている、落ち着きを無くさせている

という妄想を抑える効果が、抗うつという

作用にあるように思います。

 

サインバルタは2011年に日本で承認さ

れた、比較的新しい薬で、SNRIと呼ばれる

カテゴリに属します。おそらく世界で

一番売れている抗うつ剤のはずです。

 

私の場合は副作用もなく、順調でした。

但し、断薬の際は離脱症状も見られるので、

注意が必要です。

 

メンタルな病を薬を使わず治したいという

考えは当たり前だと思います。

 

精神的な病だから精神論でなんとかなる、

という理屈は真っ当に思えます。

 

でも、今私が経験上思うのは、メンタルな

病も器質的な変化を伴うようだし、

そうであれば、精神論だけでは手に負えない。

薬物を使用するのが効果的、との

考えに至りました。

 

使う使わないはご自身が判断することですが、

私は視線恐怖症薬物療法をお勧めします。

 

楽になりますよ