視線恐怖症の克服法 (7)2階建ての2階は森田療法
視線恐怖症の克服法として、
お薬療法をお勧めしています。
実は、克服法は2階建てに
なっておりまして、1階部分が
お薬療法、2階部分がこころの療法に
なります。
つまり、1階がなければ、2階は
ないというわけで、お薬療法は
こころの療法を生かす為の土台みたいな
ものとご理解下さい。
では、2階部分であるこころの療法に
何を持ってくるか、ですが、
私は森田療法をお勧めします。
森田療法は日本が生んだ、
代表的な精神療法です。
私は今から30年以上前に
知り、当時は本を買い漁りました。
ちょうど、渡辺利夫さんの
「神経症の時代」が出版され、
森田療法に光が当たった時期でも
ありました。
森田療法の要諦は一言
「あるがまま」
です。
「自然に服従し境遇に従順たれ」
とあるがままを表現してらっしゃいます。
さて、あるがままとは何なのか。
わかるようでわからない。
私は理解し身につけるのに
30年以上かかりました。
もし、もっと早く薬物療法を
始めていれば、もっと早かったかも
しれません。
次回、あるがままについて
わかりやすく解説したいと
思います。