メンタル食堂。うつ始めました

社員20万人を超える大企業で部長職にある50代男。うつ病、対人恐怖、視線恐怖、会話恐怖、自殺未遂、女性を好きになれないなどの苦闘の記録

私は新型うつ?

現在、うつ病にて休職約40日目です。

 

仕事で大きなプロジェクトを抱えて、

年明け一発目の会議で、これは

上手く行きそうもない、と分かった時、

不眠、食欲不振、意欲低下、などの

うつ症状が出ました。

 

約10年前にも、うつ病にて約1年

休職しており、これは再発したかと、

すぐに会社を休み、通っているメンクリ

行き、速攻診断書を書いてもらいました。

 

それから、会社を休職し、医師の判断で

薬を変え、数週間の経過観察後、症状も消え、

今に至る訳です。

 

出社しようと思えば、出来る状態なので

すが、医師が4週先まで診断書を更新している

事や、まだ有休が残っていることなどから、

診断書満了まで休もうかな、と考えています。

 

そこで、今回の症状は本当にうつ病だったのか、

それとも、巷で言われている新型うつ

だったのか、という事を考えてみたいと

思います。

 

新型うつの定義ははっきりしていないと思い

ますが、私の理解では、本当のうつではなく、

単なる抑うつ症状を示しているのみであり、

本人が自分がうつである事をむしろアピールし

休職をとって遊びに行ってしまう、などの

行動をとる、擬似うつ病と言えるもの

かと思っています。

 

私も今回症状が出た時は、再発したか、と

思いましたが、思ったより急回復しました。

 

前回はベットから起き上がるまでに

半年かかりましたから。

 

前回は本当のうつ病だったと確信しています。

それは、原因がよく分からなかった事、

それと、希死念慮が出て、何回か自殺未遂を

図っていること、があったからです。

 

新型うつと呼ばれるニセのうつ病では

仕事のストレスなど、原因が

はっきりしている、

死にたいという感覚が出てこない、といった

ことがあり、そこが本当のうつではないと

なるのかと思います。

 

今回の休職については、大きなプロジェクトを

任されたプレッシャーという明確な原因が

ありましたし、死にたいという絶望感も

ありませんでした。

 

更に言えば、会社の一部の方には

オンライン会議にて

うつ病になりました、と報告をし、

前に一度やっていることなどをも話し、まるで

休職を正当化するような事もしています。

 

今の時代、メンタル疾患に対する企業の配慮と

いうのは格段にレベルが上がっています。

ですから、うつ病に対しても単なる

心の弱さが原因の怠け者といった

イメージではなく

しっかり治して、また頑張れ、という

メッセージを発信してくれています。

 

ただ、それに甘えて乗じる輩もいるという

ことですね。

 

ちなみに、うつ病が現在のような“市民権“を

得るきっかけはSSRIの日本での発売だそうです。

 

当時、日本では精神疾患に対する根強い

偏見があったため、精神科を受診する人が

少なく、SSRIのニーズも少ない状況でした。

そこで、イメージを変えようと製薬会社が

うつは心の風邪という

キャッチフレーズを流布したんだそうです。

 

それ以降、うつ病患者は爆発的に増加し、

社会問題となり、逆にそれを利用する

新型うつのような人も出てきたという

事なのでしょう。

 

ところで、今の私はうつ病なのか

それとも新型うつなのか、答えはまだ出ない

状況です。