メンタル食堂。うつ始めました

社員20万人を超える大企業で部長職にある50代男。うつ病、対人恐怖、視線恐怖、会話恐怖、自殺未遂、女性を好きになれないなどの苦闘の記録

視線恐怖症の克服法 (10)おわりに

視線恐怖症の克服法について

書いてきましたが、まずはここで

いったん終わりにします。

 

克服法とは言いながら、わたしも

完全に治ったわけではありません。

 

昨日も、眼鏡を作りに行き、

調整の際、店員さんと向き合って、

目と目が合った時、やはり

目のやり場に困り、緊張しました。

 

その緊張をダメだと思い、

取り除こうとするのが、

恐怖症の始まりである、

と改めて思った次第です。

 

書いてきた通り、人間も一個の

生き物です。蟻やミジンコと

変わりありません。

 

ただ、脳の発達が圧倒的なため、

考えなくてもいい事を考えて

しまうんですね。

 

視線恐怖というのは人間が

いかに生命体として進化しているか、

を表しているのかもしれません。

 

視線恐怖症は本当に治りにくいと

思います。だって、目をあけていない

訳にはいきませんし、部屋を

一歩出れば、必ず他人と会いますから。

 

でも、あきらめないでください。

まずは、お薬を試してみて、

自分に合うかどうか。合うので

あれば、それを2~3年は服用する。

 

そして、森田療法の言うところの

あるがまま、苦痛・症状をいじらない、

治そうとしないという、心構えを

実践する。

 

これで、私は寛解しました。

 

でも、視線恐怖症との付き合いに

終わりはありません。

 

こうしてブログを書くことによって

わたしも考えが整理され

楽になっているのかもしれません。

 

私なりの克服法がお役に立てたなら幸いです。