メンタル食堂。うつ始めました

社員20万人を超える大企業で部長職にある50代男。うつ病、対人恐怖、視線恐怖、会話恐怖、自殺未遂、女性を好きになれないなどの苦闘の記録

会話恐怖症とともに生きる

私が会話恐怖症になって

かれこれ40年近くになります。

 

会話恐怖症とは何なのか。

 

端的に言えば、会話が全然楽しくなく

苦痛以外の何ものでもない状態

かと思います。

 

なぜ、楽しくないのか。

 

それは、会話が途切れる事を

極端に恐怖するからです。

 

もうこれは生理的なものかもしれません。

 

そこに執拗に執着する気質。

 

私は一人で立ち飲み屋によく行きます。

 

立ち飲み屋では、ひょんなことから

隣の人と会話が始まることがあります。

距離が近いんですね。

 

でもこれが私は大嫌いなんです。

会話恐怖症ですから。

話しかけないでオーラは出しますし、

話しかけられてもそっけなくします。

 

昨日、立ち飲み屋に行った時のこと。

ある40代の男性が両隣の人と

会話を始める一部始終を観察して

いました。

 

とても自然なんです。私のように

会話を苦痛だなんて全く思ってない。

会話が途切れてもなんか自然だし

苦にはしていない。

 

あー、これはやっぱり、その人の

気質なんだな、と改めて理解しました。

 

巷には、雑談を上手くやる方法なる

書籍が溢れています。

 

会話恐怖症とまでは言わないまでも、

雑談を苦手とする日本人は多い。

気遣いの民族ですからね。

 

海外、例えば、英国に行った際、

街のあちこちにスタンドバーを

見つけることができます。

 

そこで、ビールを飲みながら、

延々と会話を楽しむ、イギリスの

人達。

 

私は何が楽しいの。と疑問符だらけです。

 

でも、人としてそれが正しいのかな、

などと余計な事を考えて、

雑談が上手くなる本を買ったりします。

 

だから会話が楽しくないのかも

しれません。

 

楽しい会話をしようなどといいう“邪心“は

置いて、会話=言葉のやり取りに

徹すると言うのがいいのかもしれません。

 

私は、会話が上手くなりたいと、書籍を

買いこんで勉強したせいか、話が

うまいと言われます。

 

でも、全然楽しくありません。

 

常に緊張しています。

 

会話恐怖症からはなかなか逃れることは

できませんが、無理せず、喋りたく

ないなら喋べらず、上手く話そうと

せず、自然体で行きたいと思います。

 

まあ、それが難しいんですが。